再建築不可物件を購入するメリット・デメリット|リノベ不動産

再建築不可物件を購入するメリット・デメリット

不動産　知識 2023.09.11

今回は、
「再建築不可物件を購入するメリットとデメリット」
についてお話しします。

今回の記事を読む前に、
「再建築不可物件ってなに？」
をまだ読んでない方は是非ご覧ください。

再建築不可物件のメリット①
『立地の良い物件を相場より安く買える』
再建築不可物件の1番大きなメリットと言えるのが
立地の良い物件でも比較的安く購入できる点です。
再建築が出来ない物件は利用用途が限られることから、安値で取引される傾向にあります。
通常の物件であれば手が届かないようなエリアでも、
再建築不可物件なら予算内で
購入できる可能性が高くなります。

再建築不可物件のメリット②
『リフォームやリノベーションが出来る』
再建築ができない物件であっても、
リフォームやリノベーションを行うことが出来ます。
その際の注意点は、
「建築確認が必要なほどの大規模工事は出来ない」
という点です。
柱や梁などの主要構造部や増築工事を行う場合には建築確認が必要な場合があり、
そのような改装工事は出来ないので注意しましょう。

再建築不可物件のデメリット①
『地震や火災で全壊しても建て替えができない』
建物の建て替えは、
自分のしたい時だけにするとは限りません。
地震や火災などによって建物が全壊してしまい、
やむなく建物を建てる場合も考えられます。
しかし、再建築不可物件は
建物を建て替えることが出来ないため、建物が全壊してしまうと
宅地としての利用価値を失ってしまいます。
せっかく家族で住もうと思って購入した不動産に、
その後住めなくなる可能性があることを理解しておきましょう。

再建築不可物件のデメリット②
『住宅ローンを利用できない可能性が高い』
先ほど説明したように物件が全壊した場合、
建物を新築できないため
購入者は引っ越しをする必要が出てきます。
その場合、住宅ローンの返済と引越し先の家賃の
二重支払いが発生し、返済リスクが高くなってしまいます。
金融機関もそのようなリスクを知っているため、
再建築不可物件への審査を厳しくする傾向にあります。

再建築不可物件のデメリット③
『売却する時に売れにくい』
制限があるため売りに出してもなかなか買い手がつかない場合があります。
また、住宅ローンが使えないため、
現金購入できる買主に限定される点も売りにくい原因となります。

このように、再建築不可物件は
一般の物件とは違う特徴がありますので、
購入を検討する際には事前に知っておく必要があります。