「市街化区域」と「市街化調整区域」って何が違うの？|リノベ不動産

「市街化区域」と「市街化調整区域」って何が違うの？

不動産　知識 2023.04.18

マイホームの購入を検討する中で、
物件の情報に
「市街化区域」や「市街化調整区域」
などといった表記を見たことはありませんか？

間取りや立地などに加えて、
こうした都市計画に関する情報もマイホームを
含めた物件選びにおいて重要になります。

今回は「市街化区域」と「市街化調整区域」は
どういった特徴があるのかを説明します。

◆市街化区域とは

市街化区域とは、
「すでに市街地を形成している区域及び
おおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域」
のことです。
すでに市街地として栄えている場所や、
公共施設の整備などで今後市街化が
進められる場所のことを指します。

私たちが「街」と聞いてイメージするような地域は、
基本的に市街化区域に該当すると考えて問題ありません。

市街化区域には用途地域が定められており、
13の地域に分かれております。

もしマイホームを探しているときに物件資料に
「市街化区域」との記載があれば基本的には
その物件の都市計画について心配しなくてもかまいません。

ただし、その土地が工業専用地域にある場合は、
住宅を建築することが出来ないので注意が必要です⚠️

◆市街化調整区域とは

基本的に
「新しく建物を建てられない」
というのが代表的な制約で、
既存している家の建て替えや増築、
リノベーションにおいても原則として許可が必要です
制限についても細かくなっているので、
もし気になった物件が市街化調整区域なのであれば、
不動産会社に問い合わせて詳しく聞くことをおすすめします‼

また、市街化調整区域は本来、
住宅として推奨されている土地ではなく、
自然や資源を守るための地域であるため、
インフラ設備が不十分で、スーパーやコンビニなども遠く、
生活しにくい点がネックとなっております。

ですが、固定資産税が低く抑えられ、交通量も少ないことや
、静かな環境を保ちやすいというメリットとあり、
賑やかな場所よりも、静かな場所を好む方には向いています。