建ぺい率・容積率とは|リノベ不動産

建ぺい率・容積率とは
簡単に言えば
「この土地に、このサイズまでの建物なら建築しても大丈夫ですよ。」
という指標です。

もし、建ぺい率や容積率の上限が
何も決められていなければ、
広大な平屋や高層の住宅など、
みんなが好きなように建物を建て、
都市計画や景観を無視した建物が建ってしまうことになります。

建ぺい率や容積率は
そんな無茶苦茶な街並みが作られないように、
とても大切な役割があるのです。

◆建ぺい率とは？
簡潔に説明すると
「ある土地(敷地)の面積と、そこに建築された建物面積の割合」
のことです。

建ぺい率は行政によって上限が定められています。
例えば、住宅を建てようと思ったとき、
100㎡の土地で仮に建ぺい率が
50%で制限されているとしたら、
建物面積が50㎡になるように建築しなければいけません。

◆容積率とは？
「敷地の面積と建物の延べ床面積(全フロアの合計面積)の割合」
のことです。

建ぺい率と同じく、
行政による制限があります。

なぜ容積率にも制限がかかってしまうのかというと、
2階建ての住宅ばかりが建っている地域に
急に10階建ての住宅が建築されたら、
日当たりや風通しなど、近隣の生活環境が害されてしまいます。

このように、
・道路などの公共施設とのバランスを保つ
・居住環境の保護の為に、
都市計画で容積率に制限がかかっております。

◆建ぺい率、容積率の計算方法

「建ぺい率(%)=(建築面積(㎡)÷敷地面積(㎡))×100」

「容積率(%)=(延べ床面積(㎡)÷敷地面積(㎡))×100」

建ぺい率と容積率は、
ポータルサイトなどに記載・公開されてることが多いですが、
市役所などの都市計画課に電話に問い合わせ自分で調べることも可能です。

また、建ぺい率と容積率は用途地域によっても上限があり、緩和される地域もございます。
建ぺい率や容積率を正しく知って建築することは、理想の住宅に住む基本です。