住宅ローン金利の引き上げについて

住宅ローン金利の引き上げについて
リノベーション基礎知識
最近、金利が上がるという話題が出てきています。
お客様からもその話題が最近、
多くなってきました。

令和4年11月も大手3行が
「固定金利10年の基準金利」を
10月と比べ、

りそな銀行が0.03%
三井住友銀行が0.10%
みずほ銀行が0.15%


引き上げました。

◆金利が上がった理由◆

国債は売られると金利が上昇します。
インフラを抑制するために
金融引き締め
(インフレを抑制するために金利を上げること)
が進むとの見方からアメリカの長期金利が上昇傾向にあるのを受けて、日本の市場も国債を売る動きがあり、金利の上昇に繋がっています。

◆国債とは◆

国が発行する債権で「日本国債」と呼ばれています。
社会保障の整備や各種インフラ整備には税金を充てるのが一般的です。
しかし、それらの財政支出が税収入で賄えなくなると、国は国債を発行して投資家からお金を募ります。

国の借金の申し出に賛同した投資家が国債を購入することで、国にお金が入る仕組みになっています。
「国債=国の借金」という捉え方が一般的なのは、国家と投資家の間にこのやり取りがあるからです。

◆インフレとは◆

インフレとは「インフレーション」の略語でモノやサービスの価格(物価)が継続して上昇することです。
例えば、1個100円で販売されていた商品が、翌年には1個110円になってしまっているようなケースがインフレです。

インフレが起こると物価が上がり、同じ金額で同じ商品を買うことが出来なくなります。
同じ金額で購入できるモノやサービスが減るため、
インフレが起こるとお金の価値は相対的に下がります。

◆変動金利の決まり方◆

変動金利は短期プライムレートと
呼ばれる金利を基準としています。

「短期」とは1年以内、「プライム」とは最優遇を表します。
すなわち金融機関が企業に短期資金を融資する際の最優遇金利のことです。
そして短期プライムレートは日銀の政策金利に連動します。
更にさかのぼると、日銀は日本国内の経済実態を見て政策金利を決定します。
つまり住宅ローンの変動金利は、感覚的に言えば「今」現在の景気に影響されます。

好景気となれば、日銀が政策金利を上昇させるよう動き、その結果として住宅ローンの変動金利が上昇する、というようなメカニズムです。

◆固定金利の決まり方◆

固定金利は10年国債の利回しを基準とします。
※10年国債とは・・・今、国債を購入したら10年後に利子をプラスして返すという国債。

今回金利が上がったのは国債が売られたことが影響しています。
これを受けて、みずほ銀行・りそな銀行・三井住友銀行が
10年固定の住宅ローン金利を引き上げています。

◆どっちの金利が上がったのか◆

今回金利が上がったのは
「固定金利」です。
なら、変動金利も上がっていくのではないか?
そう思われる方も多く居られると思います。
また、固定金利と変動金利、どっちがいいの?って悩みますよね。
 
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